Sunday, August 19, 2012

Talking with evacuees in temporary housing- a picture report by SWTJ member Mariko Matsunaga

The people I met: Giving a voice to evacuees

Mariko Matsunaga, a professional beautician from Hiroshima volunteering with SWTJ from April 20 to April 25, reports on her experience while giving free haircuts for evacuees

                                 Text and portraits by Mariko Matsunaga


This would be my first trip to Tohoku. SWTJ had informed me that volunteering in Tohoku needed personal initiative, and imagination. Nobody would tell us what the needs were- because there were too many. And nobody would tell us about pain- because it was too overwhelming. We had to imagine it. 
Indeed, the suffering and stress of the people in the disaster area was too overwhelming for me to imagine. Here are a few portraits of people I talked to. 









I used to be the chief cook on a tuna-fishing boat. I had started as a kitchen boy on that boat right after junior high school, and have spent most of my life there. So I never learnt to drive. After the tsunami, everything at the coast was gone. I finally moved alone into this temporary housing in the hills at the edge of the city. But without a car or driving licence, I can't do anything. I even don't have the money to buy a cell phone. Four times a day, a bus passes by that goes to town. But the return trip costs 960Yen (about 12US dollars), which I can't afford. If you guys (the people of SWTJ) wouldn't be here regularly, I think I would go crazy!








カラオケ大好き:奥さんと息子さんと3人で仮設住宅住まい:お母さんと喧嘩中
喧嘩のもとは、お父さんの大工仕事の騒音。
トントンという音が隣の人たちに迷惑なのではないかと奥さんは心配している。
震災がなければ、近所と密接した生活ではなかったので、この喧嘩もせずにすんだのに・・。










何度も方言を理解できずに聞き返してごめんなさい。
私たちのお世話をしてくれた。みんなのお世話に大忙し。
これからの復興に向けて、何を開発して産業にしていくか模索中。
美味しそうにマッコリを飲んでいた。森の学校の校長さん

スポーツマン:町の事、人のことならお任せ。
私たちの送り迎えをしてくださった。宿泊の手配も。
吉川さんのお目付役?何かと気苦労が多い。
酔っ払って無くした吉川さんのピアスを、屋外なのに探し出した天才。









やたらと私に「まり子さんお湯入れてけろ。」とせがむ。
お湯割りばかり飲んでいる。
震災でお嬢さんを亡くされ、ふさぎ気味でいた。
先日のお花見キャラバンに初めて参加してくれた。立ち直ろうと頑張ってくれていた。
もっと、お湯割りたくさん入れてあげたらよかった・・・。

仮設に入居しているおばあちゃん。
髪を切っている最中に、最近あまり寝れていないことを打ち明けてくれた。
仮設に入っていると、あまり動かず、話さずに過ごしてしまうので眠れない様。
足腰も弱ってしまう。

テキパキと料理をこなすお母さん。私に食べ物をたくさん与えてくれる。
手先を切ってしまった私に、たくさん絆創膏を持って来てくれて、予備も持たせてくれた!
持病の治療をしたくても、みんなが不自由な生活をしているので、
自分だけが便利な病院に入院してしまうと申し訳なくなり、辛くなっている様。
私があまりにワカメを気に入って食べているので、たくさんお土産に持たせてくれた♪









タコ漁師の奥さん。最近体調を崩している。
震災後、尽力されて、みんなに食料を確保してきたすごい人。
一年たち、今になって体調が崩れてきたことを打ち明けてくれた。
6月には船が届くらしい。漁再開。美味しそうにワカメを食べる私を温かい目で見守ってくれた。
「このワカメ食べたら、私みたいな髪になるよ(笑)たくさん持って帰ったらいいよ~」

震災後、支援物資に塩でまぶされたワカメがたくさん届いた。
ここの人にとっては、それはワカメではなかった。ふにゃふにゃしたワカメもどき。
豊かな暮らしをしていた人にとっては、そこらじゅうのものがストレスだったに違いなく・・・。
私たちだってお米の無い時に、外米ばかり食べるのではかなりのストレス!
小さな我慢や、不自由が集まって、積み重なって、体を蝕む。
タコ漁師さん
「マリ子ちゃんオラも切ってけろ」  (私)「!!!(何処を??)」
「眉毛切ってけろ。」 (私・・・一安心。
みんなの包丁を研いであげていた。包丁を手にしたお母さんたちの行列に笑顔で答える。
みんなの先に立って楽しみ、おどけて場を盛り上げる天才。

閉めの話のときに「そっな話辞めろ!なぐな(泣くな)」本人にも涙か?
「おら、ないてんじゃね。鼻水が目からでんだぁ」」
そんな事を本気で言っている光景を初めて見た!
ほんとに温かい素敵な人。










この絵、びっくりするぐらい似てない・・・。
穏やかで、やさしい控え目なお母さん。
サメの心臓の刺身(酢味噌に付けて食べる)や、ふかひれスープ、ホヤの塩辛、貝柱の和え物とか、珍しいものを差し入れてくれた。料理好き。台所が好きらしい。
粕漬の魚を私が焼くことに・・・。自信が無いので助けてもらった・・・。(ごめんなさい)

髪を無理やりにカットさせてもらった。震災後、初めて美容師にカットしてもらったらしい!
いつも行っていた美容室は津波で流されてしまった。
別のところで再開したらしいが、髪を切り行く気力がなくなっていたそうだ。 とても喜んでくれた。
震災前は、街に住んでいたので、カエルがとっても苦手・・。山の中だから毎日カエルの合唱が怖くて仕方がない。あんなにかわいいカエルなのに・・・。
かわいそうに。
「若いときは色々あったけどねぇ、今となってはこの人と一緒にいられて幸せよ。」っとカットの最中に話してくれた。とっても穏やかで優しいご主人。
↓上の絵の方のご主人。美味しそうにお酒を飲んでいた。








ベコ(牛)を売ってきた農家の人にも会った。
干し草からセシウムが出てしまい、飼料は輸入の安全なのも、しかしコストがかっかって仕方ない。でも、オラ達は畑でできたセシウム入りのものを食べるしかない。何の為に酪農をしているか分からなくなった。ベコは3万円で売ってきたらしい・・。
安すぎる。怒っていた。

みんな言葉が無かった。

他にもたくさんの人に出会った。
屋外カットで冷たくなった手のひらを握って温めてくれたお母さん。
アツアツのコーヒーを内緒よっと飲ませてくれたり。(誰に内緒なのか・・・。

美容師さんにも3人も会った。みんな津波で流されてしまったらしい。
道具がそろえばまた美容室をしたいですか??という問いに、もう気力が無いわー。
でも、私がカットしている姿は気になるらしく、観察していた。
美容師魂に火がついていたらいいな。。

たくさんたくさん声をかけてもらった。
とっても歓迎をしてもらった。
私の想像力では至らなかった苦労が少し見えた。

もっと、もっと遠くを想って寄り添うことのできる人にならなければ。
とても貴重な出会いを頂きました!
ありがとうございました。

また会いに行きます。


松永マリ子@SWTJ





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